殿堂馬 ラブラバード 牡
スペシャルウィーク サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
グレイトフィーヴァー Kaldoun Caro
Katana
My Great Hope Simply Great
Martingale
【戦績】24戦5勝(5−3−1−15) 【現役期間】12/09/01〜16/02/27
【募集価格】3600万円 【獲得賞金】7955万円 【毛色】芦毛
【生年月日】2010年2月4日 【厩舎】栗東:松田博、斉藤崇 戦績はこちら
ラブラバードは気性難でありながら1600mから2400mまで走る距離を徐々に伸ばしていき、
最終的に通算5勝を挙げ見事にオープン入りした実力馬でした。
しかし最後は転厩早々馬運車に乗る際に暴れて骨折を負い、そのまま引退を余儀なくされた悲劇の馬でもあります。
募集時は芦毛という事もあり、見栄えはしませんでしたが全体的にドッシリしたバランスの良い馬体が好印象でした。
クラブの活躍馬ラフォルジュルネの全弟という血統背景もあり、この世代唯一の愛馬として出資する事にしました。
育成は非常に順調で、夏場の北海道デビューを目指し7月末に札幌競馬場へ入厩することができました。
ゲートも一発で合格し9月1日の札幌競馬(2歳新馬・芝1500m)藤岡佑騎手でデビューを迎えられました。 レースは後方から進め、外からマクるように進出し直線を向きましたが、ムチに過剰に反応し大きく外へヨレ8着に終わりました。 この気難しい気性面はこの先も苦労することになります。 3戦目で後方から上がり最速の脚を使い4着に善戦すると、スミヨン騎手に乗り替わった4戦目で馬場の真ん中を豪快に突き抜け見事初勝利。 未勝利戦でしたが、先着したヘミングウェイ、レッドアリオンは重賞路線でも活躍するレベルの高い1戦でした。
12月の千両賞へ続戦し見せ場は作れたものの4着。その後放牧に出され明け3歳3月のアルメリア賞では6頭立ての少頭数で掛かるそぶりを見せたため 逃げる競馬をし、最後までよく粘り2着に善戦しました。しかし続く中京のマイル戦ではまともに引っ掛かり6着。 その後は放牧に出され夏の小倉競馬へ参戦するも夏場の輸送が堪えたのか馬体を18kg減らし2戦続けて惨敗してしまいました。 小倉で2戦した後はダメージも大きく4歳まで休養する事となり、期待した3歳シーズンは4戦未勝利と苦い結果となりました。
5ヶ月ぶりの復帰戦となった明け4歳1月の京都マイル戦は30kgの大幅な馬体増。 前走、前々走が小倉の惨敗という事もあり10番人気の低評価でしたが内から馬群を割って鋭く伸び見事2勝目を挙げました。 このレースで初めて手綱を取った川田騎手は、全5勝のうち3勝を手にする名コンビとなります。 しかし続く1000万下昇級戦ではまたしても引っ掛かり9着惨敗。 500万下条件へ降級し、再度小倉遠征を行い今回は2着2回と結果を残します。 そして11月の福島芝1800m戦で3勝目を挙げ1000万下条件に返り咲く事が出来ました。
4歳までで3勝、課題だった気性面も4歳秋頃から徐々に落ち着き安定して走れるようになってきました。 5歳4月の阪神競馬で5ヶ月ぶりに復帰し、3,4着と続けて善戦。
そして5月、得意の京都芝2000m戦で川田騎手を鞍上に見事4勝目の勝利となりました。
準OP昇級初戦は東京への遠征競馬に。しかし輸送の影響から12kg減の馬体重で14着惨敗。 その後放牧に出されたものの回復に時間が掛かり12月の阪神競馬の復帰戦は24kg増の馬体で9頭立て9着。 2015年最終週の競馬で4着と善戦し5歳シーズンを終えました。
6歳初戦は1月の京都競馬。突如一気の距離延長で芝2400m戦へ出走し、掛かりながらも鋭く伸び4着。 そしてお世話になった松田博調教師の引退週となった2月末の阪神競馬で再び芝2400m戦へ出走し見事5勝目を飾りました。 松田博師通算800勝目の記念すべき勝利となり、最高の形で恩返しをする事が出来ました。 しかし新規開業の斉藤崇厩舎へ転厩した直後悲劇が待っていました。 放牧の為馬運車に乗る際暴れてしまい骨折を負いそのまま引退となってしまいました。 志半ばでの突然の引退は本当に無念としかいいようがありませんでした。
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